36の質問

実験・1997年・PSPB

この研究は何をしたか

初対面の2人に、段階的に深くなる質問を交互に答えさせる45分の手続きを行い、雑談条件と親密さを比べた。

何が分かったか

相互的で段階的な自己開示によって、初対面の相手との親密さが短時間で上がった。

読むときの注意

測ったのは手続き直後の親密さ。恋愛感情が生まれることや、それが続くことを示した研究ではない。

この研究が根拠になっている悩み(2件)

  • 「36の質問」で人は恋に落ちるのか そこそこ
    段階的で相互的な自己開示は、初対面でも親密さを高める。ただし恋に落ちることを示した研究ではない。
  • 打ち明けると好かれるのか 強い
    打ち明けることと好かれることの間に、3方向すべてで正の関連がある。開示する人は好かれ、好きな相手には開示し、開示した後は相手をより好きになる。

関係する理論

  • 自己開示の相互性(社会心理学 / 親密性研究)
    段階的に深まる相互的な打ち明け合いが、親密さを高める。

同じ話題で参照している研究

  • 所属欲求(レビュー・1995)
    所属欲求は空腹などと並ぶ基本的な動機であり、満たされないと認知・感情・健康に広く影響する。
  • 自己開示と好意のメタ分析(メタ分析・1994)
    3つの方向すべてで正の関連が確認された。開示する人は好かれ、好きな相手には開示し、開示した後は相手をより好きになる。
  • 愛着の型と、恋人の行動の読み方(質問紙研究(2研究)・1996)
    とらわれ型(不安が強い)の人は出来事をより否定的に説明し、強い動揺と衝突につながりやすい行動を報告した。回避型の人も否定的に説明したが、動揺は報告しなかった。行動の差は説明の仕方と動揺によって媒介されていた。

書誌情報

Aron, A., Melinat, E., Aron, E. N., Vallone, R. D., & Bator, R. J. (1997). The experimental generation of interpersonal closeness: A procedure and some preliminary findings. Personality and Social Psychology Bulletin, 23(4), 363–377.

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