覚醒の誤帰属

Misattribution of Arousal · 社会心理学 / 情動理論

何を言っている理論か

別の理由で高まった生理的な興奮を、目の前の相手への魅力だと取り違える。いわゆる吊り橋効果。

心理学のどこにあるか

Schachter & Singer (1962) の情動二要因理論——「生理的な興奮」+「その原因の解釈」で情動が決まる——の応用として設計された。だから吊り橋実験は恋愛研究として始まったのではなく、情動理論の検証として行われたものです。

研究の性質と注意

原典の野外実験は男性85名。ただし有名な結果が乗っているのは女性調査者の条件だけで、そこは吊り橋18名・対照16名の計34名。再解析で元の結論が支持されず、方法論・解釈の両面に批判があります。覚醒が魅力評価を上げること自体は別の研究でも見られますが、効果は短命です。

この理論を使っている悩み

恋愛の俗説を、心理学の原典まで遡って確かめています。
根拠の強さを書けない主張は、このサイトでは扱いません。