自己への他者の取り込み

尺度開発・1992年・JPSP

この研究は何をしたか

二つの円の重なり具合を選ばせるだけで親密さを測る尺度を開発し、その妥当性を検証した。

何が分かったか

「相手を自分の一部として取り込んでいる度合い」が、関係の親密さをよく捉えていた。単純な図形選択が、長い質問紙と同等以上の予測力を持った。

読むときの注意

取り込みが常に良いとは限らない。境界の消失として現れる場合の扱いは別に議論されている。

この研究が根拠になっている悩み

関係する理論

  • 認知的不協和(社会心理学 / 認知的一貫性理論)
  • 覚醒の誤帰属(社会心理学 / 情動理論)
  • 自己開示の相互性(社会心理学 / 親密性研究)
  • 身体的魅力(社会心理学 / 対人魅力の古典)
  • 自己拡張モデル(社会心理学 / 動機づけと親密性)
  • 自己への他者の取り込み(社会心理学 / 親密性の測定)

書誌情報

Aron, A., Aron, E. N., & Smollan, D. (1992). Inclusion of Other in the Self Scale and the structure of interpersonal closeness. Journal of Personality and Social Psychology, 63(4), 596–612.
恋愛の俗説を、心理学の原典まで遡って確かめています。
根拠の強さを書けない主張は、このサイトでは扱いません。