相互依存理論
Interdependence Theory · 社会心理学 / 社会的交換の系譜
何を言っている理論か
人間関係を、得られる結果と比較水準(期待値・代替の質)の関係として記述する枠組み。
心理学のどこにあるか
1950年代の社会的交換理論の系譜にある。人間関係を、コストと報酬のやりとりとして記述しようとした当時の発想を、二人以上の相互依存という形に定式化した本。ここから Rusbult の投資モデルや Murray のリスク調整モデルが派生しており、このサイトで扱う関係維持の理論の多くが、元をたどるとここに行き着きます。
研究の性質と注意
投資モデルの「満足度」と「代替の質」はここから直接引き継がれている。恋愛に限らず、あらゆる相互依存関係に適用される一般理論。
この理論の主要な研究(1本)
- 相互依存理論(理論書・1959)
投資モデルの「満足度」と「代替の質」はここから直接引き継がれている。
Thibaut, J. W., & Kelley, H. H. (1959). The Social Psychology of Groups. Wiley.
この理論を使っている悩み(4件)
- 恋人がいるのに、他の人が気になる 強い
「他が気になる」は、コミットメントの構成要素が動いたシグナルとして説明できる。 - 冷却期間を置けば、復縁できるのか 弱い
「冷却で価値が上がる」を確かめた研究は見つからない。投資モデルのほうが説明力がある。 - 尽くすと重いと思われるのか そこそこ
「与える」ことの意味は、関係が共同的か交換的かで反転する。 - 復縁したあと、うまくいくのか そこそこ
戻った関係は平均して質が低く、回数で悪化する。分けているのは戻る理由と、満足度・代替の質。