望ましさの階層
大規模ログ解析・2018年・Science Advances
この研究は何をしたか
出会い系サービスの大規模なメッセージ記録から、誰が誰に連絡し、誰から返信が来たかを解析し、望ましさの順位を推定した。
何が分かったか
人は自分より望ましさの順位が高い相手に連絡を送る傾向があり、その差は平均して約25%上だった。順位の差が大きいほど返信は来にくかった。
読むときの注意
米国の4都市のデータで、異性間のやりとりに限られる。望ましさは受け取った連絡の量から推定したもので、人としての価値ではない。
この研究が置かれている文脈
恋愛の「格差」を主観ではなく行動ログから測った研究です。誰もが自分より上を狙っているという構造が、個人の努力とは別の層で働いていることを示します。個人の魅力の話に還元されがちな議論に、市場の視点を入れる材料になります。
この研究が根拠になっている悩み(1件)
- みんな、自分より上を狙っているのか そこそこ
配偶市場には望ましさの順位構造があり、人は自分より上へ送る傾向がある。
関係する理論
- 望ましさの階層(計算社会科学 / 配偶市場)
人は自分より望ましさの順位が高い相手に連絡を送る傾向があり、その差は平均して約25%上だった。
同じ話題で参照している研究
書誌情報
Bruch, E. E., & Newman, M. E. J. (2018). Aspirational pursuit of mates in online dating markets. Science Advances, 4(8), eaap9815.