ロミオとジュリエット効果
Romeo and Juliet effect · 社会心理学 / 関係と周囲の影響
何を言っている理論か
周囲から反対されるほど、二人の愛情はかえって強まる、とされた効果。
心理学のどこにあるか
1972年の縦断調査で報告され、名前のわかりやすさから広く知られた。だが検証がほとんど積み上がらないまま引用だけが増え、2014年により大きな標本での再検証が行われた結果、関連は再現されず、むしろ逆向きだった。
研究の性質と注意
このサイトが「支持されていない」と判定している数少ない項目のひとつ。 名前が有名であることと、裏づけがあることは別だという実例として置いている。
この理論の主要な研究(2本)
- ロミオとジュリエット効果(縦断調査・1972)
干渉が強まったと感じた人ほど、相手への愛情も強まっていた。この関連が「ロミオとジュリエット効果」と名づけられた。
Driscoll, R., Davis, K. E., & Lipetz, M. E. (1972). Parental interference and romantic love: The Romeo and Juliet effect. Journal of Personality and Social Psychology, 24(1), 1–10. - ロミオとジュリエット効果の再検証(追試・拡張・2014)
干渉が愛情を強めるという結果は再現されなかった。むしろ干渉が強い人・承認が低い人ほど、関係の質は低かった。
Sinclair, H. C., Hood, K. B., & Wright, B. L. (2014). Revisiting the Romeo and Juliet effect (Driscoll, Davis, & Lipetz, 1972): Reexamining the links between social network opinions and romantic relationship outcomes. Social Psychology, 45(3), 170–178.
この理論を使っている悩み(1件)
- 反対されるほど、燃え上がるのか 弱い
周囲の反対が愛情を強めるという関連は、再現されていない。