ロミオとジュリエット効果の再検証

追試・拡張・2014年・Social Psychology

この研究は何をしたか

1972年の研究と同じ尺度を使い、396名を3〜4か月追跡して、周囲からの干渉や不承認と関係の質の関連を調べ直した。

何が分かったか

干渉が愛情を強めるという結果は再現されなかった。むしろ干渉が強い人・承認が低い人ほど、関係の質は低かった。

読むときの注意

周囲の反対がある関係がすべて壊れるという意味ではない。平均としての傾向。

この研究が置かれている文脈

元の研究より標本が大きく、設計も追試として組まれています。有名な法則が、名前だけ残って中身が否定される過程がそのまま見える一例です。

この研究が根拠になっている悩み(1件)

関係する理論

  • ロミオとジュリエット効果(社会心理学 / 関係と周囲の影響)
    周囲から反対されるほど、二人の愛情はかえって強まる、とされた効果。

同じ話題で参照している研究

  • ロミオとジュリエット効果(縦断調査・1972)
    干渉が強まったと感じた人ほど、相手への愛情も強まっていた。この関連が「ロミオとジュリエット効果」と名づけられた。

書誌情報

Sinclair, H. C., Hood, K. B., & Wright, B. L. (2014). Revisiting the Romeo and Juliet effect (Driscoll, Davis, & Lipetz, 1972): Reexamining the links between social network opinions and romantic relationship outcomes. Social Psychology, 45(3), 170–178.
恋愛の俗説を、心理学の原典まで遡って確かめています。
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