ロミオとジュリエット効果
縦断調査・1972年・JPSP
この研究は何をしたか
交際中および結婚しているカップルを数か月追跡し、親からの干渉の感じ方と、相手への愛情の変化の関係を調べた。
何が分かったか
干渉が強まったと感じた人ほど、相手への愛情も強まっていた。この関連が「ロミオとジュリエット効果」と名づけられた。
読むときの注意
相関であり、干渉が愛情を強めたとは言えない。のちの再検証では、この関連そのものが再現されていない。
この研究が置かれている文脈
名前のわかりやすさから広く知られた一方で、検証が追いついていなかった知見です。2014年の再検証で結果が逆向きに出ており、現在この効果は支持されていないと考えるのが妥当です。
この研究が根拠になっている悩み(1件)
- 反対されるほど、燃え上がるのか 弱い
周囲の反対が愛情を強めるという関連は、再現されていない。
関係する理論
- ロミオとジュリエット効果(社会心理学 / 関係と周囲の影響)
周囲から反対されるほど、二人の愛情はかえって強まる、とされた効果。
同じ話題で参照している研究
- ロミオとジュリエット効果の再検証(追試・拡張・2014)
干渉が愛情を強めるという結果は再現されなかった。むしろ干渉が強い人・承認が低い人ほど、関係の質は低かった。
書誌情報
Driscoll, R., Davis, K. E., & Lipetz, M. E. (1972). Parental interference and romantic love: The Romeo and Juliet effect. Journal of Personality and Social Psychology, 24(1), 1–10.