ポジティブ幻想

Positive Illusions · 社会心理学 / 関係維持

何を言っている理論か

パートナーを本人の自己評価より良く見ている度合いが、関係の満足度と結びつく。

研究の性質と注意

理想化した側の満足度が高いだけでなく、理想化された側の自己評価も上がっていた。ただし現実との乖離が大きすぎる場合の効果は別に検討されている。

この理論の主要な研究(2本)

  • リスク調整モデル(レビュー・2006)
    相手の好意への確信が高い人は、脅威になりうる出来事を関係の確認に使う。確信が低い人は、同じ出来事を愛情が弱まった証拠として解釈し、先に距離を取る。
    Murray, S. L., Holmes, J. G., & Collins, N. L. (2006). Optimizing assurance: The risk regulation system in relationships. Psychological Bulletin, 132(5), 641–666.
  • ポジティブ幻想(縦断研究・1996)
    パートナーを実際より良く見ている人のほうが、関係に満足していた。しかも理想化された側の自己評価も上がっていた。
    Murray, S. L., Holmes, J. G., & Griffin, D. W. (1996). The benefits of positive illusions: Idealization and the construction of satisfaction in close relationships. Journal of Personality and Social Psychology, 70(1), 79–98.

この理論を使っている悩み(1件)

  • 相手を美化するのは危険か そこそこ
    パートナーを本人の自己評価より良く見ている人のほうが、関係に満足していた。しかも理想化された側の自己評価も上がっていた。

次に読むなら

連絡が途絶えたときに言われる助言を、原典まで遡って全部確かめた記事があります。このサイトと同じ4段階で判定しています。無料部分に、結論の表と、判定の4段階と、探し方の手順を全部出しています。

音信不通のときの助言を、原典まで全部検証した(note)

11月23日20時まで500円(通常2,980円)。

新しい検証は note で出しています。note.com/koinokyori

恋愛の俗説を、心理学の原典まで遡って確かめています。
根拠の強さを書けない主張は、このサイトでは扱いません。