崩壊の連鎖

Cascade Model of Dissolution · 臨床・関係科学 / 夫婦研究

何を言っている理論か

会話の中の破壊的な型(批判・防衛・回避などの連鎖)が、その後の関係悪化と関連する。

研究の性質と注意

関連の存在は支持されるが、引用される高い予測精度は交差検証を経ていないため、そのままでは使えない(Heyman & Smith Slep, 2001)。会話の内容より型のほうが情報を持つ、という点が中心。

この理論の主要な研究(2本)

  • 離婚予測の交差検証問題(方法論批判・2001)
    交差検証を行うと、精度と予測的中率が大きく低下する。報告されていた80〜90%台は、結果を知った後の当てはめによる部分が大きい。
    Heyman, R. E., & Smith Slep, A. M. (2001). The hazards of predicting divorce without crossvalidation. Journal of Marriage and Family, 63(2), 473–479.
  • 崩壊を予測する会話の型(縦断研究・1992)
    やりとりの型(批判・防衛・回避などの連鎖)と、その後の関係の悪化に関連が見られた。会話の内容より、型のほうが情報を持つ。
    Gottman, J. M., & Levenson, R. W. (1992). Marital processes predictive of later dissolution: Behavior, physiology, and health. Journal of Personality and Social Psychology, 63(2), 221–233.

この理論を使っている悩み(1件)

  • 喧嘩で何が致命的なのか そこそこ
    何を言い争うかより、どう言い争うかのほうが、その後の関係と結びつく。ただしよく引用される高い予測精度は、別のデータで確かめ直されていない。

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