離婚予測の交差検証問題

方法論批判・2001年・Journal of Marriage and Family

この研究は何をしたか

夫婦の観察データから離婚を予測した研究について、モデルを作ったのと同じデータで精度を報告する手法の問題を検討した。

何が分かったか

交差検証を行うと、精度と予測的中率が大きく低下する。報告されていた80〜90%台は、結果を知った後の当てはめによる部分が大きい。

読むときの注意

やりとりの質と関係の行方に関連があること自体は否定されていない。争点は精度の数字の出し方。

この研究が根拠になっている悩み

関係する理論

  • 交差検証(統計・研究方法論)
  • 自己拡張モデル(社会心理学 / 動機づけと親密性)
  • 崩壊の連鎖(臨床・関係科学 / 夫婦研究)

書誌情報

Heyman, R. E., & Smith Slep, A. M. (2001). The hazards of predicting divorce without crossvalidation. Journal of Marriage and Family, 63(2), 473–479.
恋愛の俗説を、心理学の原典まで遡って確かめています。
根拠の強さを書けない主張は、このサイトでは扱いません。