悩み 31

喧嘩で何が致命的なのか

喧嘩の何が、関係を壊すのか。

結論から言うと

何を言い争うかより、どう言い争うかのほう。いちばん危ないのは、ため息・鼻で笑う・見下す態度。ただし「高い精度で予測できる」という数字は割り引いて読む必要がある。

恋愛工学の答え

「揉める相手とは続かない。頻度で判断しろ。」

研究の答え

何を言い争うかより、どう言い争うかのほうが、その後の関係と結びつく。ただしよく引用される高い予測精度は、別のデータで確かめ直されていない。

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出典:Gottman, J. M., & Levenson, R. W. (1992), JPSP, 63(2), 221–233 / 批判は Heyman & Smith Slep (2001), Journal of Marriage and Family, 63(2), 473–479
情報を持っているのは、連鎖のほう
情報を持っているのは、連鎖のほう
同じ不満を、2通りで言う
同じ不満を、2通りで言う
あの「90%」の読み方
あの「90%」の読み方

この悩みのサイン(6件)

ここはこのサイトでいちばん研究が固い。何を言い争うかより、どう言い争うかのほうが情報を持つ。ただし「高い精度で予測できる」という数字は割り引いて読む必要がある。
「いつも」「絶対」で始まる研究あり
よく言われる読み方
「感情的になっているだけ。」
同じくらい起こりうる説明
  • 不満が人格への評価に変換されている(批判の型)
  • 具体的な要求の言い方を知らない
どう切り分けるか
同じ内容を「特定の場面+してほしいこと」に置き換えられるか試す。置き換えられるなら型の問題。
根拠の出どころ
「批判する → 言い訳する → 見下す → 黙る」という連鎖は、同じ夫婦を長年追った観察研究で、その後の関係と結びついていた。
指摘されると、すぐ言い訳や反撃が返る研究あり
よく言われる読み方
「認めない人。」
同じくらい起こりうる説明
  • 防御の型
  • 指摘が人格への攻撃として届いている
どう切り分けるか
指摘を要求の形に変えて、返り方が変わるかを見る。
根拠の出どころ
同じ研究。言い訳は、責められた直後に出やすい決まった流れ。
ため息、鼻で笑う、目をそらす研究あり
よく言われる読み方
「呆れられている。」
同じくらい起こりうる説明
  • 侮辱の型
  • その場から降りたい
どう切り分けるか
これは4つの型の中で、関係の行方ともっとも強く結びつくとされる。単体でも重く扱う。
根拠の出どころ
同じ研究。見下す態度は、他の3つより強く関係の行方を当てると報告されている。
途中で黙る、部屋を出る研究あり
よく言われる読み方
「逃げている。」
同じくらい起こりうる説明
  • 回避の型
  • 生理的に処理しきれない状態(心拍が上がりきっている)
  • 落ち着いてから戻る意図がある
どう切り分けるか
戻ってくるか、戻ったときに続きができるかを見る。中断そのものより、再開の有無が情報を持つ。
根拠の出どころ
同じ研究。ただし「いったん止めて戻ってくる」中断は、逃げとは分けて扱われる。
話し合っても同じところに戻る研究あり
よく言われる読み方
「相性が悪い。」
同じくらい起こりうる説明
  • 解決できない種類の争点である
  • 解決を目指すのが誤りで、扱い方を決めるべき問題
どう切り分けるか
その争点が価値観の違いに根ざすかを見る。根ざすなら、決着ではなく運用の設計に切り替える。
根拠の出どころ
長く続く関係では、争いの種のかなりの部分が解決されないまま残る、と報告されている。
喧嘩のあと、すぐ普通に戻れる研究あり
よく言われる読み方
「仲がいい。」
同じくらい起こりうる説明
  • 修復の試みが機能している
  • 問題が扱われないまま流されている
どう切り分けるか
同じ争点が次に出たとき、前回の話が引き継がれているかを見る。
根拠の出どころ
言い争いの途中で入る「和らげようとする一言」と、それが受け取られたかどうかは、観察研究で実際に数えられている。
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根拠の強さを書けない主張は、このサイトでは扱いません。