ハイパーパーソナル・モデル
理論・レビュー・1996年・Communication Research
この研究は何をしたか
文字だけのやりとりが、対面より冷たくなるのか、それとも別の形で親密になるのかを、それまでの研究を整理して論じた。
何が分かったか
文字だけのやりとりは、対面より親密に感じられることがある。手がかりが少ないぶん相手を理想化しやすく、送る側も見せたい自分を作りやすく、それが往復して強め合うと説明された。
読むときの注意
理論的な整理であり、単一の実験で検証されたものではない。またインターネット初期に書かれたもので、現在の通信環境を前提としていない。
この研究が置かれている文脈
マッチングアプリやメッセージのやりとりに、いちばん直接効く枠組みです。会う前に盛り上がって、会うと冷めるという現象を、相手の想像で埋めた部分が埋まる過程として説明できます。曖昧さの魅力とも隣り合っています。
この研究が根拠になっている悩み(1件)
- 文字のやりとりだけだと、相手を美化するのか そこそこ
文字だけのやりとりでは、相手の理想化と自己演出が互いを強め合う。
関係する理論
- ハイパーパーソナル・モデル(コミュニケーション学 / 媒介コミュニケーション)
文字だけのやりとりは、対面より親密に感じられることがある。手がかりが少ないぶん相手を理想化しやすいため。
同じ話題で参照している研究
書誌情報
Walther, J. B. (1996). Computer-mediated communication: Impersonal, interpersonal, and hyperpersonal interaction. Communication Research, 23(1), 3–43.