サンクコスト効果

Sunk cost effect · 行動経済学 / 意思決定研究

何を言っている理論か

すでに払って戻らないものの大きさが、この先どうするかの判断に入り込んでしまう効果。

心理学のどこにあるか

合理的な判断では、戻らない費用は考慮に入れないのが正しいとされる。人が実際にはそうしないことを実験で示した研究群のひとつで、行動経済学の出発点に近い位置にあります。恋愛では、投資モデルの「投資量」と重なりながら別の角度から効きます。

研究の性質と注意

意思決定研究では確立した効果だが、扱われてきたのは金銭や時間の投資判断。関係を続けるかどうかの判断で同じ形が働くかは、投資モデルの側の実証で見る必要がある。

この理論の主要な研究(1本)

  • サンクコスト効果(実験(10研究)・1985)
    戻らない費用を多く払った人ほど、合理的でなくなっても続けることを選んだ。払った額そのものが判断材料になっていた。
    Arkes, H. R., & Blumer, C. (1985). The psychology of sunk cost. Organizational Behavior and Human Decision Processes, 35(1), 124–140.

この理論を使っている悩み(1件)

恋愛の俗説を、心理学の原典まで遡って確かめています。
根拠の強さを書けない主張は、このサイトでは扱いません。