初頭効果
Primacy effect in impression formation · 社会心理学 / 印象形成
何を言っている理論か
同じ情報でも、先に出たもののほうが印象を強く方向づける。
心理学のどこにあるか
印象は特徴の足し算ではなく、まとまりとして作られる、という主張の出発点。ハロー効果とも確証バイアスとも地続きで、先に持った見方がその後の情報の読み方を変えるという筋が共通しています。
研究の性質と注意
提示されたのは性格を表す語のリストであり、実際の人物との対面ではありません。「第一印象は何秒で決まる」という通俗的な数字の出典でもありません。
この理論の主要な研究(1本)
- 印象形成と初頭効果(実験・1946)
並べる順番を変えるだけで印象が変わった。先に出た語が、あとの語の受け取られ方を方向づけていた。印象は語の足し算ではなく、まとまりとして作られていた。
Asch, S. E. (1946). Forming impressions of personality. The Journal of Abnormal and Social Psychology, 41(3), 258–290.
この理論を使っている悩み(1件)
- 第一印象は何秒で決まるのか そこそこ
ごく短い観察でも他者の判断はかなり当たる。ただし「3秒」「7秒」といった具体的な秒数に出典はない。