ベンジャミン・フランクリン効果
Ben Franklin effect · 社会心理学 / 認知的一貫性の応用
何を言っている理論か
人に何かをしてもらった側ではなく、してあげた側のほうが、相手を好きになるという効果。
心理学のどこにあるか
認知的不協和の考え方から説明される。手間をかけた相手を嫌いなままでいると自分の中で辻褄が合わないため、好意のほうを調整する、という筋です。フランクリンの自伝の逸話から名前を取っています。
研究の性質と注意
裏づけは1969年の実験がほぼ単独で担っており、追試が積み上がっていない。理屈としては不協和理論と整合的だが、効果量も条件も分かっていない。頼み方や関係によって逆効果になる場面は当然ありうる。
この理論の主要な研究(1本)
- 頼み事をされた側が相手を好きになる(実験・1969)
実験者から直接頼まれて応じた人が、実験者をもっとも好意的に評価した。第三者を介して頼まれた場合、この差は出なかった。
Jecker, J., & Landy, D. (1969). Liking a person as a function of doing him a favour. Human Relations, 22(4), 371–378.
この理論を使っている悩み(1件)
- 頼み事をすると、好かれるのか そこそこ
人に何かをしてあげた側のほうが、相手への好意が上がる場合がある。