曖昧さの魅力
Lure of Ambiguity · 社会心理学 / 対人知覚
何を言っている理論か
相手についての情報が増えるほど、好意度が下がる傾向。
心理学のどこにあるか
「似ている人を好きになる」という類似性-魅力研究の系譜への、逆側からの問いかけ。情報が少ないうちは相手を自分に似た人として想像で埋めており、情報が増えるとその想像が壊れる、という説明になっている。ただし「知るほど好きになる」という逆向きの結果を報告した研究もあり、どちらの条件で何が起きるかはまだ整理の途中です。
研究の性質と注意
情報が少ないうちは似ている点を想像で埋めている、という解釈。単純接触効果と逆に見えるが、扱う変数(接触回数と情報量)が違う。近年、再現を試みた研究が出ており結論は確定していない。
この理論の主要な研究(1本)
- 知るほど冷める(実験・2007)
情報が増えるほど好意度は下がる傾向が見られた。情報が少ないうちは、似ている点を想像で埋めているためと解釈された。
Norton, M. I., Frost, J. H., & Ariely, D. (2007). Less is more: The lure of ambiguity, or why familiarity breeds contempt. Journal of Personality and Social Psychology, 92(1), 97–105.
この理論を使っている悩み(1件)
- 文字のやりとりだけだと、相手を美化するのか そこそこ
文字だけのやりとりは、相手を好ましく感じさせる。2020年の実験で、無作為に割り当てて確かめられている。