SIGNS
喧嘩のとき
ここはこのサイトでいちばん研究が固い。何を言い争うかより、どう言い争うかのほうが情報を持つ。ただし「高い精度で予測できる」という数字は割り引いて読む必要がある。
サイン事典 › 喧嘩のとき
「いつも」「絶対」で始まる研究あり
よく言われる読み方
「感情的になっているだけ。」
同じくらい起こりうる説明
- 不満が人格への評価に変換されている(批判の型)
- 具体的な要求の言い方を知らない
どう切り分けるか
同じ内容を「特定の場面+してほしいこと」に置き換えられるか試す。置き換えられるなら型の問題。
根拠の出どころ
「批判する → 言い訳する → 見下す → 黙る」という連鎖は、同じ夫婦を長年追った観察研究で、その後の関係と結びついていた。
指摘されると、すぐ言い訳や反撃が返る研究あり
よく言われる読み方
「認めない人。」
同じくらい起こりうる説明
- 防御の型
- 指摘が人格への攻撃として届いている
どう切り分けるか
指摘を要求の形に変えて、返り方が変わるかを見る。
根拠の出どころ
同じ研究。言い訳は、責められた直後に出やすい決まった流れ。
ため息、鼻で笑う、目をそらす研究あり
よく言われる読み方
「呆れられている。」
同じくらい起こりうる説明
- 侮辱の型
- その場から降りたい
どう切り分けるか
これは4つの型の中で、関係の行方ともっとも強く結びつくとされる。単体でも重く扱う。
根拠の出どころ
同じ研究。見下す態度は、他の3つより強く関係の行方を当てると報告されている。
途中で黙る、部屋を出る研究あり
よく言われる読み方
「逃げている。」
同じくらい起こりうる説明
- 回避の型
- 生理的に処理しきれない状態(心拍が上がりきっている)
- 落ち着いてから戻る意図がある
どう切り分けるか
戻ってくるか、戻ったときに続きができるかを見る。中断そのものより、再開の有無が情報を持つ。
根拠の出どころ
同じ研究。ただし「いったん止めて戻ってくる」中断は、逃げとは分けて扱われる。
話し合っても同じところに戻る研究あり
よく言われる読み方
「相性が悪い。」
同じくらい起こりうる説明
- 解決できない種類の争点である
- 解決を目指すのが誤りで、扱い方を決めるべき問題
どう切り分けるか
その争点が価値観の違いに根ざすかを見る。根ざすなら、決着ではなく運用の設計に切り替える。
根拠の出どころ
長く続く関係では、争いの種のかなりの部分が解決されないまま残る、と報告されている。
喧嘩のあと、すぐ普通に戻れる研究あり
よく言われる読み方
「仲がいい。」
同じくらい起こりうる説明
- 修復の試みが機能している
- 問題が扱われないまま流されている
どう切り分けるか
同じ争点が次に出たとき、前回の話が引き継がれているかを見る。
根拠の出どころ
言い争いの途中で入る「和らげようとする一言」と、それが受け取られたかどうかは、観察研究で実際に数えられている。