SIGNS
交際中、距離が変わったとき
「他が気になる」は責める材料ではない。満足度と、注いできた時間。どちらが減ったのかを見るための材料として使える。
サイン事典 › 交際中、距離が変わったとき
他の人が魅力的に見えるようになった研究あり
よく言われる読み方
「気持ちが冷めた。裏切りの前触れ。」
同じくらい起こりうる説明
- 満足度が下がった
- 投資量が下がった
- 普段働いている「代替の切り下げ」が弱まっている
どう切り分けるか
満足と投資のどちらが動いたかを分けて振り返る。切り下げが弱まるのは結果であって原因ではない。
根拠の出どころ
Rusbult の投資モデル。関係を続ける気持ちが強い人は、他の相手を自動的に低く評価する。このブレーキが弱まると他が魅力的に見えはじめる。
会話が業務連絡だけになった研究あり
よく言われる読み方
「終わりが近い。」
同じくらい起こりうる説明
- 生活の負荷が高い時期
- 新しい体験の共有が減っている
- 実際に関心が落ちている
どう切り分けるか
共同で新しいことをする機会を一度作って、会話が戻るかを見る。
根拠の出どころ
二人で目新しいことをすると関係の評価が上がる、という実験結果がある。マンネリは飽きというより、新しい入力が止まった状態。
相手の欠点が急に目につく研究あり
よく言われる読み方
「本性が見えてきた。」
同じくらい起こりうる説明
- 美化が薄れた
- 満足度が下がった結果として注意が向いた
- 実際に相手の行動が変わった
どう切り分けるか
同じ欠点が以前からあったかを確認する。あったなら、変わったのは相手ではなく見方のほう。
根拠の出どころ
相手を実際より良く見ていること自体が、関係の満足と結びついている。その色が薄れること自体が、状態を示す材料になる。
一緒にいても別々のことをしている時間が増えた根拠なし
よく言われる読み方
「冷めている。」
同じくらい起こりうる説明
- 安定した関係の通常形
- 実際に距離ができている
どう切り分けるか
同席の量ではなく、応答の質を見る。呼びかけへの反応が返るなら、量は指標にならない。
根拠の出どころ
一緒にいた時間の長さと関係の満足を結びつけた、強い証拠はない。
喧嘩が減った研究あり
よく言われる読み方
「関係が良くなった。」
同じくらい起こりうる説明
- 回避が増えた
- 本当に争点が減った
- 諦めが入った
どう切り分けるか
意見が違ったときに口に出るかを見る。出ないなら、減ったのは対立ではなく表明のほう。
根拠の出どころ
話し合いから降りること自体が、その後の関係と結びつく型のひとつとして観察されている。
相手が自分の話をしなくなった理論からの推論
よく言われる読み方
「隠し事がある。」
同じくらい起こりうる説明
- 話しても返ってこない経験が重なった
- 話す内容が減っている
- 実際に共有したくないことがある
どう切り分けるか
こちらの反応の型(前の章)を先に点検する。受動的・破壊的な返しが続くと、開示は減る。
根拠の出どころ
返し方が開示の量を減らす、という筋は通る。ただしその因果を直接測った研究は確認できていない。
この章の土台になっている悩み
note の記事
恋人がいるのに、他の人が気になる
この話は、図解つきの読み物としても書いています。研究の中身を1本ずつ図にした版です。
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