情動の二要因理論

Two-Factor Theory of Emotion · 社会心理学 / 情動理論

何を言っている理論か

情動は「生理的な興奮」と「その原因の解釈」の2要因で決まる。

心理学のどこにあるか

情動理論の系譜のなかにある。身体の反応が先だとする James-Lange 説と、それを批判した Cannon-Bard 説の対立に、「その興奮を何のせいだと解釈したか」という認知の要因を加えた立場。ここから、興奮の原因を取り違える現象を扱う研究が広がり、吊り橋実験もその流れで設計されました。

研究の性質と注意

吊り橋実験はこの理論の応用として設計された。つまりあの研究は恋愛研究として始まったのではない。理論自体も、のちに再現性や解釈をめぐる議論がある。

この理論の主要な研究(1本)

  • 情動の二要因理論(実験・1962)
    同じ興奮でも、それをどう解釈するかで感じる情動が変わる。吊り橋実験はこの理論の応用として設計された。
    Schachter, S., & Singer, J. E. (1962). Cognitive, social, and physiological determinants of emotional state. Psychological Review, 69(5), 379–399.

この理論を使っている悩み(1件)

  • 吊り橋効果は使えるのか 弱い
    原典(Dutton & Aron, 1974)には方法論上の批判が強く、再解析では元の結論が支持されていない。

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