反芻
Rumination · 臨床心理学 / 抑うつ研究
何を言っている理論か
同じ悩みを繰り返し考え続ける傾向。落ち込みが強まることや、新たな発症を予測する要因として測定されている(長引くかどうかは、最初の症状をそろえると予測しなかった)。
心理学のどこにあるか
落ち込みへの反応の仕方を個人差として測る研究から出てきた。考える量が多いことと、問題が解けることは別だ、という点が要点です。真剣さの度合いの話ではありません。
研究の性質と注意
観察研究が中心で、反芻が落ち込みを招くのか、落ち込みが反芻を招くのかは分けきれていません。「考えるのをやめればよい」という助言の根拠にはなりません。
この理論の主要な研究(1本)
- 反芻と落ち込みの長さ(縦断研究・2000)
考え続ける傾向が強い人ほど、落ち込みが長引き、程度も重かった。考える量が多いことと、問題が解けることは別だった。
Nolen-Hoeksema, S. (2000). The role of rumination in depressive disorders and mixed anxiety/depressive symptoms. Journal of Abnormal Psychology, 109(3), 504–511.
この理論を使っている悩み(2件)
- 既読無視がつらいのは、なぜか そこそこ
喧嘩の話を文字で送った場面では、期待する返信時間が平均19分から10分に縮み、期待が短いほど・不安が強いほど、来ないときのつらさが強い。 - 元恋人のSNSを見続けると、立ち直れないのか そこそこ
見る頻度が高い人ほど、苦しさ・未練・欲求が強く、成長の実感が低い。会う時間が多い人は2か月後の苦しさが高い。