反芻

Rumination · 臨床心理学 / 抑うつ研究

何を言っている理論か

同じ悩みを繰り返し考え続ける傾向。落ち込みを長引かせる要因として測定されている。

心理学のどこにあるか

落ち込みへの反応の仕方を個人差として測る研究から出てきた。考える量が多いことと、問題が解けることは別だ、という点が要点です。真剣さの度合いの話ではありません。

研究の性質と注意

観察研究が中心で、反芻が落ち込みを招くのか、落ち込みが反芻を招くのかは分けきれていません。「考えるのをやめればよい」という助言の根拠にはなりません。

この理論の主要な研究(1本)

  • 反芻と落ち込みの長さ(縦断研究・2000)
    考え続ける傾向が強い人ほど、落ち込みが長引き、程度も重かった。考える量が多いことと、問題が解けることは別だった。
    Nolen-Hoeksema, S. (2000). The role of rumination in depressive disorders and mixed anxiety/depressive symptoms. Journal of Abnormal Psychology, 109(3), 504–511.
恋愛の俗説を、心理学の原典まで遡って確かめています。
根拠の強さを書けない主張は、このサイトでは扱いません。