キャピタライゼーション
Capitalization · 社会心理学 / 関係維持
何を言っている理論か
良い出来事を報告されたときに、どう反応するかが関係の質を左右する。
心理学のどこにあるか
支え合いの研究は長いあいだ「つらい出来事をどう和らげるか」に集中してきた。この研究はそこに、良い出来事を報告されたときの反応という抜けていた側面を足したもの。2000年代に広がった、不調を減らすだけでなく良い状態を伸ばす側を見る研究の流れとも重なります。
研究の性質と注意
支え方の研究は「悪い出来事」に集中してきたが、良い出来事への能動的・建設的な反応も関係と結びついている。相関を含むデザインのため、因果の断定には慎重であるべき。
この理論の主要な研究(1本)
- 良い出来事への反応(実証研究・2004)
能動的・建設的に喜びを共有する反応が、関係の質と結びついていた。悪い出来事への支え方だけでなく、良い出来事への反応も関係を左右する。
Gable, S. L., Reis, H. T., Impett, E. A., & Asher, E. R. (2004). What do you do when things go right? The intrapersonal and interpersonal benefits of sharing positive events. Journal of Personality and Social Psychology, 87(2), 228–245.