社会的役割理論

理論・レビュー・1999年・American Psychologist

この研究は何をしたか

行動の性差が「進化した生得的な傾向」から来るのか、「社会の中で男女が置かれる役割」から来るのかを、同じデータに対する二つの説明として比較検討した。

何が分かったか

多くの性差は、男女が占める社会的役割と、そこで期待される振る舞いから説明できる。役割配置が変われば性差の大きさも変わる。

読むときの注意

生得的要因を全否定する主張ではなく、説明の重みづけをめぐる議論。ただし『文化によって差の大きさが変わる』という観測は、社会側の説明を支持する。

この研究が根拠になっている悩み

関係する理論

  • 社会的役割理論(社会心理学 / 性差の起源をめぐる論争)

書誌情報

Eagly, A. H., & Wood, W. (1999). The origins of sex differences in human behavior: Evolved dispositions versus social roles. American Psychologist, 54(6), 408–423.
恋愛の俗説を、心理学の原典まで遡って確かめています。
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