悪いほうが強い

レビュー・2001年・Review of General Psychology

この研究は何をしたか

「悪い出来事は良い出来事より心理的な影響が強い」という原則が、対人関係・感情・学習・印象形成など広い領域で成り立つかを横断的に検討した。

何が分かったか

領域を問わず、悪い出来事のほうが強く長く効いた。関係においても、良い相互作用より悪い相互作用のほうが影響が大きい。

読むときの注意

レビューであり、比率(何対何で釣り合うか)を厳密に確定したものではない。よく引かれる具体的な比率の数字は別の研究由来で、扱いに注意が要る。

この研究が根拠になっている悩み

関係する理論

  • 所属欲求(社会心理学 / 動機づけ研究)
  • ネガティビティ・バイアス(心理学全般 / 情報処理の非対称)

書誌情報

Baumeister, R. F., Bratslavsky, E., Finkenauer, C., & Vohs, K. D. (2001). Bad is stronger than good. Review of General Psychology, 5(4), 323–370.
恋愛の俗説を、心理学の原典まで遡って確かめています。
根拠の強さを書けない主張は、このサイトでは扱いません。