SIGNS
自分の側に出るサイン
相手を観察する前に、点検すべきものがある。サインを探すと必ず見つかってしまう仕組みは、相手ではなくこちら側にある。
サイン事典 › 自分の側に出るサイン
「脈あり」の材料ばかり思い出せる研究あり
よく言われる読み方
「それだけ脈があるということ。」
同じくらい起こりうる説明
- 確証バイアス
- 反例を数えていないだけ
どう切り分けるか
同じ期間の「脈なし」に当たる出来事を、同じ数だけ書き出してみる。書けるなら、偏っていたのは観察のほう。
根拠の出どころ
どちらとも取れる出来事は、こちらが期待している方向に読まれやすい。これは対人認知の基本的な話。
そっけなくされると、必ず拒絶だと感じる研究あり
よく言われる読み方
「感受性が鋭い。」
同じくらい起こりうる説明
- 拒絶感受性が高い状態
- 実際に拒絶されている
どう切り分けるか
同じ行動を、好意的な相手がやったらどう解釈するかを想像してみる。解釈が変わるなら、行動ではなく判定基準のほうが動いている。
根拠の出どころ
Downey & Feldman (1996)。フラれることを強く怖がる人ほど、どちらとも取れる態度に「拒絶された」と読み取っていた。
嫌な出来事ばかり記憶に残る研究あり
よく言われる読み方
「実際に嫌なことが多い。」
同じくらい起こりうる説明
- ネガティブな情報のほうが重みを持って処理される通常の状態
どう切り分けるか
回数で数える。印象ではなく頻度で見ると、比率が変わることがある。
根拠の出どころ
悪い出来事は良い出来事より強く効く。恋愛に限らず、いろいろな分野で確認されている。
自分の好意は、もう伝わっているはずだと思う研究あり
よく言われる読み方
「十分示した。」
同じくらい起こりうる説明
- 透明性の錯覚
- 実際に伝わっている
どう切り分けるか
第三者に、自分の振る舞いだけを説明して、好意が読み取れるか聞いてみる。
根拠の出どころ
自分の内心が外から見える度合いを、人は決まって高く見積もる。
相手の気持ちを推測する時間が増えている理論からの推論
よく言われる読み方
「真剣に向き合っている。」
同じくらい起こりうる説明
- 不確実性が思考時間を増やしている
- 確かめる手段を避けている
どう切り分けるか
推測に使った時間の一部を、確かめる行動に振り替える。思考時間の増加は、好意の増加とは別物。
根拠の出どころ
はっきりしない相手ほど考える時間が増える、というのは観察されている。ただし考えた時間の長さは、好きの強さとは別物。