SIGNS

そっけない気がするとき

「避けられている」と感じる行動は、好きでも無関心でも同じ形で出る。だから1つ見ただけでは判断できない。

サイン事典 › そっけない気がするとき
目が合うと、すぐそらす理論からの推論
よく言われる読み方
「意識している証拠。いわゆる脈あり。」
同じくらい起こりうる説明
  • 緊張していて視線を保てない
  • 実際に関心がない
  • 見つめられること自体が苦手
  • 元々あまり目を合わせない人
どう切り分けるか
複数人の場でも同じかを見る。二人のときだけ起きるなら、あなたに対して何かが働いている。ただしそれが接近と防衛のどちらかは、これだけでは決まらない。
根拠の出どころ
フラれる可能性がある場面では、「近づきたい」と「傷つきたくない」が同時に動く。両方が働くので、行動が読みにくくなる。
返事が短い/会話が続かない理論からの推論
よく言われる読み方
「興味がないから終わらせている。」
同じくらい起こりうる説明
  • 失敗を避けたくて安全な返答に寄せている
  • その話題に持ち合わせがない
  • 会話そのものが得意でない
  • 本当に関心がない
どう切り分けるか
話題を相手の領域に移して長さが変わるか。話題で変わるなら会話設計の問題、どの話題でも短いなら別の要因。
根拠の出どころ
フラれることを強く怖がっている状態では、踏み込んだ返事は「外す」危険を持つ。だから無難で短い返事に寄りやすい。
二人だと固いのに、複数人だと普通に話す理論からの推論
よく言われる読み方
「二人きりを意識している。」
同じくらい起こりうる説明
  • 複数人だと逃げ場があるので楽なだけ
  • 二人だと責任が生じるのが負担
  • あなたとの一対一に緊張する理由が好意以外にある
どう切り分けるか
他の人との一対一でも固いかを見る。相手が誰でも一対一が苦手なら、あなた固有の情報ではない。
根拠の出どころ
同じ仕組み。場面によって態度が変わること自体は情報だが、それが好意か回避かまでは決められない。
こちらから連絡を切ると、相手から来る根拠なし
よく言われる読み方
「駆け引きに勝った。押して引くが効いた。」
同じくらい起こりうる説明
  • 単に相手のペースがそこにあっただけ
  • 関係が切れる不安が動いた
  • 偶然の周期が重なった
どう切り分けるか
同じことを2〜3周期くり返して再現するかを見る。1回では、こちらの都合のいい記憶が残りやすい。
根拠の出どころ
「引くと好きになる」を恋愛で確かめた研究は見つからなかった。心理学の理論名だけが借りられている。
こちらの話をよく覚えているのに、自分の話をしない理論からの推論
よく言われる読み方
「興味があるから覚えている。」
同じくらい起こりうる説明
  • 聞き役に回る癖がある
  • 自分のことを話すのが、その人には負担
  • 覚えているのは関心ではなく警戒の副産物
どう切り分けるか
こちらが軽く自分の話をして、相手からも返ってくるか見る。打ち明け話にはお返しが返りやすいので、返らないなら別の理由がある。
根拠の出どころ
打ち明け話にはお返しが返ってくる、というのは対人研究では標準的な話。ただし「覚えている=好意」を直接調べた研究はない。
既読はつくのに、返信がない日がある根拠なし
よく言われる読み方
「気持ちが冷めた。」
同じくらい起こりうる説明
  • 読んだ時点で返せない状況だった
  • 返す内容を考えているうちに時機を逃した
  • 返信という行為の負荷が高い時期
どう切り分けるか
その日の他の連絡先への反応と比べられるなら比べる。比べられないなら、これは判定材料にならないと決めてしまう。
根拠の出どころ
返信速度と好意の強さを結びつけた研究は見当たらない。

この章の土台になっている悩み

note の記事
「好き避け」を、原典まで遡って調べた

この話は、図解つきの読み物としても書いています。研究の中身を1本ずつ図にした版です。

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恋愛の俗説を、心理学の原典まで遡って確かめています。
根拠の強さを書けない主張は、このサイトでは扱いません。