SIGNS
好意を伝えたあと
好意は伝わったほうが返ってきやすい。ただし相手が自分に自信を持てていないとき、同じ好意が「重荷」として受け取られることがある。
サイン事典 › 好意を伝えたあと
急に距離を取られた研究あり
よく言われる読み方
「好意を出したのが失敗だった。」
同じくらい起こりうる説明
- 受け止め方を決めるのに時間が要る
- 相手の自己評価が低く、好意が「いずれ失望される予告」に見えた
- 本当に望んでいなかった
どう切り分けるか
時間をおいて接触の質が戻るかを見る。処理に時間が要っただけなら戻る。戻らないなら答えが出たと扱う。
根拠の出どころ
Murray, Holmes & Collins (2006)。相手に好かれている確信が持てない人は、危なそうな出来事から自分で先に距離を取る。
「ありがとう」で流された理論からの推論
よく言われる読み方
「やんわり断られた。」
同じくらい起こりうる説明
- 返す言葉の持ち合わせがなかった
- 関係の変化を保留したい
- 実際に断っている
どう切り分けるか
その後、相手から接触が続くかを見る。断りであれば接触の頻度が落ちる方向に動く。
根拠の出どころ
何を言ったかより、その後どう動いたかのほうがブレにくい。ただしこの比べ方自体を確かめた研究はない。
態度は変わらないが、二人になるのを避ける理論からの推論
よく言われる読み方
「嫌われた。」
同じくらい起こりうる説明
- 関係を壊さずに済ませたい
- 答えを出すのを先送りしている
- こちらの期待が重い
どう切り分けるか
断っても関係が続く形の誘い方に変えて、応答が変わるかを見る。
根拠の出どころ
断るほうにも負担がある。相手もそれを避けようとするので、はっきりしない状態が続きやすい。
喜んでいるのに、関係が進まない理論からの推論
よく言われる読み方
「キープされている。」
同じくらい起こりうる説明
- 進め方が分からない
- こちらが次の一手を出していない
- 現状が快適で変える動機がない
どう切り分けるか
具体的な次の一歩を一度だけ提示して、応答を見る。曖昧なまま続けると、この状態は安定してしまう。
根拠の出どころ
現状維持は、双方が動かない限り続く。これは推論。
友人経由で探りが入る根拠なし
よく言われる読み方
「脈あり。」
同じくらい起こりうる説明
- 断り方を相談している
- 情報の裏取りをしている
- 友人が勝手に動いている
どう切り分けるか
探りの内容が「どう思っているか」なのか「どういう人か」なのかで意味が変わる。前者は関係の判断、後者は情報収集。
根拠の出どころ
検証した研究は見当たらない。
この章の土台になっている悩み
note の記事
好意がバレたら、不利になるのか
この話は、図解つきの読み物としても書いています。研究の中身を1本ずつ図にした版です。
noteで読む →