フラれた直後の脳

脳画像実験・2010年・Journal of Neurophysiology

この研究は何をしたか

望まない別れを経験して間もない人に、元の相手の写真と、面識のない人の写真を見せて脳活動を比べた。

何が分かったか

報酬や動機づけに関わるとされる領域の活動が見られた。会いたくなる、確認したくなるという状態が、意志の問題とは別の層で記述された。

読むときの注意

標本は15名と小さい。また依存症との比較は解釈であって、同じ状態だと示されたわけではない。 逆推論の問題もここに当てはまる。

この研究が置かれている文脈

「失恋は依存症に似ている」という言い方の出どころです。引きずることを意志の弱さとして責めない材料にはなりますが、依存と同じだと断定できる根拠ではありません。

書誌情報

Fisher, H. E., Brown, L. L., Aron, A., Strong, G., & Mashek, D. (2010). Reward, addiction, and emotion regulation systems associated with rejection in love. Journal of Neurophysiology, 104(1), 51–60.

次に読むなら

連絡が途絶えたときに言われる助言を、原典まで遡って全部確かめた記事があります。このサイトと同じ4段階で判定しています。無料部分に、結論の表と、判定の4段階と、探し方の手順を全部出しています。

音信不通のときの助言を、原典まで全部検証した(note)

11月23日20時まで500円(通常2,980円)。

新しい検証は note で出しています。note.com/koinokyori

恋愛の俗説を、心理学の原典まで遡って確かめています。
根拠の強さを書けない主張は、このサイトでは扱いません。