わからない状態のほうがつらい
実験・2016年・Nature Communications
この研究は何をしたか
起きるかどうかが不確かな不快刺激を用いた課題で、主観的なストレスと、瞳孔・皮膚・唾液中のホルモンを同時に測った。
何が分かったか
ストレス反応が最も強かったのは、不快なことが確実に起きるときではなく、起きるか分からないときだった。 主観の報告と体の反応が、同じように不確かさに沿って動いた。
読むときの注意
実験室の課題であり、人間関係の不確かさを扱ったものではない。恋愛への適用は解釈になる。
この研究が置かれている文脈
「返事を待っている時間がいちばんつらい」という感覚に、最も近い形の実証です。ただし測られたのは電気刺激をめぐる不確かさで、人の気持ちをめぐる不確かさではありません。
書誌情報
de Berker, A. O., Rutledge, R. B., Mathys, C., Marshall, L., Cross, G. F., Dolan, R. J., & Bestmann, S. (2016). Computations of uncertainty mediate acute stress responses in humans. Nature Communications, 7, 10996.