恋愛依存は不安の目盛りと結びつき、回避とはほぼ無関係

系統的レビュー+メタ分析(27研究・うち15研究3,628人を合算)・2025年・Journal of Behavioral Addictions

この研究は何をしたか

2024年9月までの論文を5つのデータベースで探し、恋愛依存(相手への情緒的な依存、恋愛で取り乱しやすい傾向など)と愛着の関係を調べた27研究を集めた。数字をそろえられた15研究・3,628人を合算した。全研究が1回きりの調査。オープンアクセス(PMC12284683)で全文を確認。

何が分かったか

見捨てられる不安との相関は r = 0.38(出版バイアス補正後 0.39、95%CI 0.30〜0.46)。研究ごとに 0.20〜0.66 とばらつき、違いを説明したのは地域(ヨーロッパか否か)だけで、関連がはっきり出たのはヨーロッパの研究。回避との相関は r = −0.01 で有意でなく、補正後に −0.09(弱い負)。恐れ型は9研究中8研究で正の関係(合算なし)。

読むときの注意

恋愛依存の測り方が研究ごとに違う(著者が挙げる最大の限界)。全部横断研究で向きは決められない。大半が一般の人の標本。論文に研究ごとの国名はなく、日本の研究の有無は確認できない。

この研究が置かれている文脈

「回避型ほど恋愛に依存する」という形は、集めた研究には出ていません。結びついていたのは見捨てられる不安のほうでした。

書誌情報

Cavalli, R. G., Feeney, J., Rogier, G., & Velotti, P. (2025). Conceptualizing love addiction within the attachment perspective: A systematic review and meta-analysis. Journal of Behavioral Addictions, 14(2), 611–629.

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