日本の437組では全体として出なかった
調査(日本の437組)・2021年・Japanese Psychological Research
この研究は何をしたか
同居している既婚カップル437組(回答500組から回答の食い違いを除いた数、平均44.9歳、交際年数の平均19.63年)に、確認要求・関係を維持しようとする行動・関係の満足度を聞いた。関係維持行動は相手が答える形で測っている。カップルの両方のデータを使い、自分への効果と相手への効果を分けて分析(APIM)。2017年の学生カップルの研究をやり直したもの。
何が分かったか
確認要求から関係維持行動への効果は、男女どちらにも出なかった。元の研究は再現されていない。 ただし交際年数で分けると、5年以内の女性(70組・平均3.89年)だけ正の効果が出た(β = .31)。5年超(367組・平均22.14年)と男性では効果なし。5年以内の女性では、維持行動を通じて自分の満足度(間接効果 β = .11)と相手の満足度(β = .20)が高かった。
読むときの注意
対象は同居している既婚者で、別れそうな段階のカップルでも付き合う前の段階でもない。5年以内の群は70組で、全体437組のうちの一部。1つの研究の1つの下位グループの結果。横断の測定で原因の向きは決まらない。
この研究が置かれている文脈
「確認要求は関係を壊す」という向きは、日本の既婚カップル437組では全体として出ませんでした。交際が短い女性でだけ、むしろ逆向きに出ています。ただしここだけの結果です。