悩み 15
いい報告をされたとき、どう返すか
相手がいい報告をしてきたとき、なんと返すか。
結論から言うと
ここが関係の質をいちばんよく当てる。落ち込んだときの慰め方より、いい話を一緒に喜べるかのほうが効く。「よかったね」だけでは足りない。
恋愛工学の答え
「相手の話には共感的に反応せよ。」
研究の答え
いい出来事を一緒に喜んで話を広げる返し方が、関係の質と結びついている。
出典:Gable, S. L., Reis, H. T., Impett, E. A., & Asher, E. R. (2004), JPSP, 87(2), 228–245



この悩みのサイン(6件)
関係がうまくいくかを当てる材料として、いちばん研究が固いのが「いい報告をされたときの返し方」。落ち込んだときの慰め方より、こちらのほうがよく当たる。
いい報告に「よかったね」だけで終わる研究あり
よく言われる読み方
「祝ってくれている。」
同じくらい起こりうる説明
- 関心が薄い
- 自分の話に戻したい
- 反応の語彙がないだけ
どう切り分けるか
そのあと質問が続くかを見る。続かない祝福は、受動的な反応に分類される。
根拠の出どころ
Gable らの研究。返し方は4種類に分かれる。「一緒に喜んで話を広げる」「軽く流す」「水を差す」「無視する」。関係の満足と結びついたのは最初の1つだけだった。
いい報告に、質問を重ねて一緒に喜ぶ研究あり
よく言われる読み方
「いい人。」
同じくらい起こりうる説明
- (この解釈は概ね支持されている)
どう切り分けるか
これは数少ない、比較的まっすぐ読める材料。ただし1回では習慣か偶然か分からない。
根拠の出どころ
同じ研究。4種類の返し方のうち、関係の満足と結びついたのはこれだけ。
いい報告に「大変になるね」と水を差す研究あり
よく言われる読み方
「心配してくれている。」
同じくらい起こりうる説明
- 積極的-破壊的な反応型
- 本当に実務的な懸念
- こちらの成功が居心地悪い
どう切り分けるか
懸念のあとに肯定が来るかを見る。来ない場合は反応型のほうを疑う材料になる。
根拠の出どころ
同じ研究。この返し方は、関係の満足を下げる側に出ている。
自分の話をすると、相手も自分の話を返す研究あり
よく言われる読み方
「会話が弾んでいる。」
同じくらい起こりうる説明
- (打ち明け話にお返しが返るのは、研究では標準的な話)
- 話したいだけで相互性がない場合もある
どう切り分けるか
深さが釣り合っているかを見る。段階的に深くなるなら相互、片方だけ深いなら釣り合っていない。
根拠の出どころ
打ち明け話は、順番に、お互い同じ深さで進むときに効く。有名な「36の質問」も、この順番を手続きにしたもの。
こちらの失敗を、相手が覚えていない研究あり
よく言われる読み方
「興味がない。」
同じくらい起こりうる説明
- 実際に見ていない
- 自分ほど他人は見ていないという通常の状態
どう切り分けるか
これは相手ではなく、こちらの見積もりのほうを疑う材料。
根拠の出どころ
人は自分の目立ち方を大きく見積もりすぎる。実際に気づかれる割合は、本人の予想よりずっと低い。
気持ちが伝わっていないと感じる研究あり
よく言われる読み方
「察してくれない相手だ。」
同じくらい起こりうる説明
- 実際に伝わっていない
- 自分では十分表出したつもりでも、外からは見えていない
どう切り分けるか
推測に頼らず、一度だけ言葉にして差が出るか見る。
根拠の出どころ
自分の内心がどれくらい顔に出ているかを、人は実際より高く見積もる。